2011/08/2

仕事中の出来事

 今日はものすごく暑かった。お客さんの工場の冷房設備が不調なのか、工場内も大変暑かったです。
 ところで、仕事中にインドらしい出来事がありましたので日記のネタに書きたいと思います。
ある実験で俺が現地サービスの連中にガラスを運ぶように頼んだところ、サービスの人はお客さんの会社の担当者にガラスを運ぶように指示しました。その担当者2名でガラスを運んでいたところ、不注意でガラスを割ってしまいました。床はガラスの破片でいっぱいです。
 すると、床掃除の人が登場。床掃除の人がガラスの破片を掃除機で吸い取ったり、ほうきで掃いたりします。で、ガラスを割った当人達は「こっちに破片があるぞ!」とか掃除の人に指示はしますが、一切手伝いしません。俺からみると「お前が割ったんだろ!手伝えよ!!」と思うのですが、ここはインドですから、掃除は掃除する人の仕事なので手伝ってはいけないのです。
よく考えたら、現地サービスの人がガラス運びをお客さんの担当者に依頼するのも、そういう意味があるのかもしれません。俺達にはわからない身分?階級?職級?があるようです。
 見た感じ、身分差別というほど厳しい感じじゃなくて、社会システムとして整然と行われている感じで、ある意味すごいな、と思います。