[99/9/3] 

 

 
 
1999年8月22日、長崎のハウステンボスにて「ハウステンボスカップ」が開催されました。

[報告者:小松師匠]

 プロローグ:レース前夜祭
 
 @「それは、ウガンダの踊りと共にはじまった。」

 
 ハウステンボスカップ99に、WINチームが参加した。
 オーナーの念入りな準備に加え、JUSTチームからの助っ人2名のフォローも有り、準備と食料とアルコールと七輪と美女とテントは万全でレースに臨んだ。
 
 エントリー数では、既にエリカカップをしのぎ 日本一のレースになったそうだ。
 ところで エリカちゃんは、何歳になったんだろう?
 
 そして前夜祭、写真にもあるような 「ウガンダ舞踏チームの入場」だ。
 チャーリー岸田が混じっていても違和感がないのが私の親近感を呼び、デジカメを持って、ウガンダ美女の尻を追いかけた。振りが激しい、この振れに腰を繋ぎ止められるのは岸田氏か部長ぐらいだろう・・
 
 Aそして夜は更けてゆく
 
 船に戻り、WIN主催の前夜祭がはじまった。某女優の兄は、私と美女2名を連れて、ハウステンボスの暗闇にちょっとだけまぎれてしまった。何があったかは言えない。
でも証拠の写真は撮った。
 
 船にもどると、となりのバース「○ベルテ」の船上(モーターボートのほう)で、ギターと太鼓(パーカッション)のセッションがはじまっていた。昔、JUSTで萩原クルーがハーモニカを吹き・なめ狂っていたシーンを思い出した。
 そんなつかの間に、浜ちゃんワールドが出来上がり○ベルテは浜ちゃんの世界に引きずり込まれた。早い!
 
 ハウステンボスは、噂どおり夜が良い。ヨットの真上に上がる花火を初対面の美女たちと楽しみ、それに続く夜空をかけめぐるレーザーショウ(田舎のラブホテルのサーチライトの2万倍は美しい)で、もう気持ちはホテルヨーロッパに速攻チェックイン、2時間後チェックアウトといった感じだ。
 来年は参加者が増えること間違いなしって感じだ。
 
 Bさらに夜は更けていく
 
 さて、状況を浜ちゃんワールドに戻そう。
11じころに、さらに美女2名が駆け付け、宴会がWINの船上で再スタートした。
なんかみんな酔ってる。ギターの流しがやってきた。オキナワ出身のチ○ンさんがエイサーを踊りはじめた。昔オキナワがUSAだったころの歌を歌いはじめた。しぶい。
流しのギターマンはすごいぞ。さすが歌手の多い九州だけあっって2000曲はいけるらしい。
 その夜は243曲を歌っていた。
 
 
 そんな中、機動隊出身のクルーは七輪で焼き肉を焼き、美女たちとの話きっかけを探していた。
 
 名古屋チームは、黙々と飲んでいた(片方の御仁は肝臓が固くなってきて機能不全だといっていた。)
 
 自分は、夜空を見上げ、昼間の練習の時に「近寄ったら危ないぞ」と言われる暗礁にちかづいてキールをこすったことを自分の名前を付けた星に懺悔していた。でも MidNight BBQ (和訳:深夜の焼き肉)は食った食った。
 
 そしてハウステンボスの夜は更けていった。
 ・・・夜中に雨がぱらついた。
 ・・・ポンツーンに寝ていた浜ちゃんは、オーナーなのに濡れていた。

<8/22 ハウステンボスカップレース本番>

 @レースの朝
 ハウステンボスの朝は早い・・というのは早起きの人間がWINに多いためなのだが昨夜の雨が通り過ぎ、風が残って、空が青い、絶好のレース日よりだ。
がしかし、レース前夜の正しくない過ごし方をモットーとするクルーの面々は少々疲れている。
一番騒いでいた浜ちゃんは、とても元気だ。
 
 A出航

 朝飯を済ませ、各自身支度を整え WINチームは静かにマリーナを後にした。JUSTの頃であれば、ミーティングをしながらスタートラインに向かうのであるが、きょうのメンバーは

浜ちゃんオーナー:疲れを知らない 陶芸家
 

知念さん:オキナワウンチュ?(沖縄の人の意味)N○T勤務 ヨット歴古い
 

青木さん:必殺料理人(筆者と同郷であることが判明)
 

たっちゃん:浜ちゃんの幼なじみ。(筆者と同業であることが判明)
 

坂口くん:JUSTクルー3人とトレード候補
 

しばやん:名古屋からきた助っ人。現在肝臓機能障害のため、ビールで肝臓を鍛え直している。
 

藤岡さん:久しぶりにあった。とてもスマートになっていた。
 

三浦くん:坂口くんのダチ。現役機動隊のホープ。中州で困ったら助けてもらおう。
 

松嶋くん:アリランで頭角を現すも連日激務で疲れぎみ。
 

高村嬢:某航空会社客室乗務員。ディンギーはプロなみ。酒豪
 

柚木嬢:高村嬢のダチ。某自動車関連で働く。福岡ーハウステンボスを1時間で走る。元筑紫野ボンバーズのヘッド
 

末次嬢:某エレクトリック関連業勤務。ヨット経験者。家電を安くしてもらう約束をした。
 

新田嬢:末次嬢のダチ。子ども達を束ねて何かやっている組織に所属する。
 

K松(筆者):JUST福岡支部長。ヨットもうまいが陶芸はもっとうまい。現在作品1個(家にある)

 
 というわけで昨晩の楽しい話をしながら、和やかな雰囲気でスタート海面に向かう。
 海面で石川氏にあった。これでは三河湾と変わらない
 
 Bスタート&フィニッシュ
 
 みんな緊張している。バウは、しばやん。これは明らかラインに出ている。下側には石川氏が居る。
なぜ大村湾まできて俺の下にいるのだ。とかんがえながら、明らかにリコールの感じでスタート。しばやんはアウターが見えんでシャアナイ・・という。
 X旗も確認出来ずそのまま走ることにした。(実態は本部船でもリコールが識別できなかったようだ)
下よりの1列めでまあまあのスタートとなり走りに専念。
 風は5〜7ノット。もう一寸欲しい感じだ。
 位置的には3番目くらい(90艇ぐらいのエントリー)で徐々に早い船が前に出てくる感じで、1マーク回航、10番め。
 この頃には他のクラスもスタートしており、海面には180艇くらいのセールが展開されていた。
エリカカップより大きいレースと実感した。
 2マークに向い、坂口クルーのスピントリムによって1艇パスし、その後ジャイブをしなければならない場面になり、しばやんの一人ジャイブのようなジャイブで難をのがれそのままフィニッシュ。
 着順11位 修正10位とベスト10入りを果たす。
 元有名な艇がたくさんWINのあとにフィニッシュしていた。
 
 Cエピローグ
 
 レースに大事なお昼ごはんは、前日から煮込んだ特性カレーを準備していた。客室乗務員が牛タンスモークをもってきた。うまいうまい
 
 ハウステンボスカップは ヨカバイ。
 来年は、もっと早くからマリーナにいって。前前前夜祭ぐらいからはじめるとよかばい!
 みんな唐津にくるばい
 

 
 [濱ちゃんのレース報告](原文そのまま)

全艇スターボタックで有利と言われる下側マークへ。
タックもジャイブも出来ない。
このままでは浅瀬へ乗り上げ、後には約80艇の艇団。
先頭から次々後へタックするぞーの声。
声すると同時に皆ヘッドを回しスタート。
Goodスタート。
すぐ後では一艇をかわしたスタボー艇が次をかわしきれず横腹へドン。
あえなくその艇は大穴をあけられ沈していった。
我々がレース前日ドン、ドン、ドンと乗り上げた岩では、先を走っていた艇がガーン、1m飛び上がりマストだけ残して沈していった。
我々クルー15名、絶好の見物をしながらゴールしていったのであった。
着順11位、修正10位。
アリランで負けたリベルテ・エキスプレスもやっつけた!!少々フィクションあり。

濱ちゃんより
 
 

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 来週は、小松師匠&濱ちゃんによるハウステンボス→唐津 廻航レポート!こいつもすごい!

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