[99/11/12] 



 
 
[岸田]
 

  先日の東海村臨界事故関連で、会社の同僚が日本原子力研究所に質問をメールしたところ、翌日に回答が来たそうだ。
  世間の批判を気にして一般市民への対応に気を使っているのだろう。
  でも岸田には意味が全然解らない。

<質問メール>
  この間の茨城で起きた臨界事故での説明の中で、ある学者の人が「臨界の時、青く光りが見えたのは、中性子が光の速度より早く飛んできたから青く見えた」と説明していたように聞こえましたが、中性子は光より早く飛んでいるのですか。光より早い速度ってあるのでしょうか。


お問い合わせの件につきまして、 以下の説明をご覧下さい。

チェレンコフ現象

  エネルギーの高い荷電粒子が水などの透明な物質を通過する際、その物質中における光の速度 (真空中の光の速度をその物質の屈折率で割った値) より速い速度をもっている場合に荷電粒子が青白い光を発する現象をいう。1934年、旧ソ連のチェレンコフが発見したのでこの名がある。使用済核燃料や原子炉の炉心など非常に強い放射線を出す物質の周囲で青白い光を見ることができる。

(財) 高度情報科学技術研究機構
原子力PAデータベースセンター提供
原子力百科事典 「ATOMICA」 より
http://atomica.rist.or.jp


  文中では「荷電粒子」となっておりますが、正確には中性子は電荷を持っておりません。しかしながら、チェレンコフ現象を起こすことは中性子も同じです。

  以上、ご参考になれば幸いです。

  日本原子力研究所 広報部


[萩原]

 私にもさっぱりわかりません。
 
 

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