何 | で | も | か | ん | で | も | 再 | イ | ン | ス | ト | ー | ル |
私(管理人)の送ったファイルがウィルスに感染しており、その事で色々とありました(ゴメンナサイ)。その後、話題になったのは「パソコンメーカーのサポートについて」。
それに関連して、某ホスト系SEから意見がよせられました。
パソコンの不具合をメーカーに相談すると、必ず「OSを再インストールして下さい。」と言われる。そしてメーカーに修理に出すと、再インストールされて帰って来る。これはどこのメーカーでもそうだ。
問題は人件費だ。SEを1日拘束するには約\80,000掛かる。ホストコンピュータだったら、企業もそのくらいの金を払ってSEを常駐させるが、パソコン一台にそれだけの金を掛ける企業はない。まして個人がそんなに払えるわけがない。だからパソコン屋は何でもかんでも安く上げようとする。そうしなかったら、SEは唐津に行く航空券が買えない。 ソフト会社のSEでも、ホスト担当とパソコン担当とは人種が違う。嘘だと思ったらうちの会社に来て見るといい。初対面の相手でも、服装を見ただけで担当が判る。俺はホスト屋だ。パソコンの連中とはペースが合わない。 しかし最近は、異常にパソコンに詳しい素人が多い。ホストSEなんぞものの数ではない。俺の友人は重電屋さんだ。電信柱に登っている人だ。しかしホストSEの俺の300倍くらいパソコンに詳しい。そーゆー人を見つけて直してもらうのだ。メーカーに依頼してはいけない。
パソコンのサポート体制が結局はコストパフォーマンスだって話は前回したけれど、ハードウェアやソフトウェアを作っている製造元だって同じ状況。 パソコンのハードウェアを信用してはいけない。必要なデータは必ずバックアップを取らなければいけない。
「ちゃんとした部品を高く売るより、欠陥品を安く売る方が消費者は喜ぶ。」全てのメーカーはこれが基本。これは元々アメリカ人の発想なのだが、日本のメーカーも同じ発想で商売しなければ倒産してしまう。 「何だそりゃ! 高くてもいいからちゃんとした製品を作れっ!」って言う人も当然いるわけで、金融機関などはそういった端末機を使っている。 必要であればメーカーに言えばそのようなパソコンを買うことができるけど、20万円のパソコンと同じ性能で、300万円以上する。ただ、信頼性の高い部品を使っているだけ。 ソフトウェアだってコストダウンの塊。
「少々値段が高くてもいいからちゃんとした製品を買いたい。」と思うのは日本人だけであって、ユーザの大部分を占めるアメリカ人は、「とりあえず動けばOK。それで値段が安ければ文句は言わない。」って行動原理なのだから、 地球上にそんな製品が溢れることになる。 |