[萩原]
岸田さん方は正月は櫻窯で千年に一度の「櫻窯ミレニアム窯焚き」ですか。いいですねえ。
新聞では「正月には飛行機に乗ってはいけない」とか色々書いてありますが、実際どうなんでしょう?
私は自宅で年を越して、元旦の朝に岡崎から伊丹の実家へ車で走る予定です。12/31は金曜日なので、JUSTのホームページの更新もやる予定。年が明けたら、ファイルがぶっ飛んで誰も見れなかったりして。
[岸田]
y2k問題についての岸田の見解は、
「わっかりませ〜ん!」
以上です。
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各ユーザでは徹底した2000年テストを行っておりますが、そのテスト項目も結局は人間が考えたもの。抜けが無いかどうかはフタを開けてみなければ解りません。
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あらゆるコンピュータはネットワークでつながっています。一つのシステムで完璧なy2k対応が成されていても、ネットワークでつながれたシステムからの影響までは予測し切れません。
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電器製品のタイマーなどに使われているLSIにも日付情報が入っています。たとえば電器釜。お釜のタイマーが「何時間後に電源ON」と言った時間監視だけの機能しか無かったとしても、中で使われているLSIが、年月日の情報まで入った汎用品である可能性は十分考えられます。この場合メーカーでは、「この製品で使っている機能は時間だけだから、y2k問題は影響ない。」と言う判断をしていますし、岸田もそうだと思います。しかし、全ての製品のLSIの中身まで全部調べたわけではありません。そんなことは物理的に不可能です。
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現在日本でも、マ○クロソフト社のソフトウェア製品が多く使われていますが、以前ご報告したとおり、その会社のスタンスは、「障害が発生してから対応すれば良い。」と、言うもの。この会社の製品はあまり信用できません。
総じて岸田の感覚では、ソフトウェアよりもLSIマイクロチップの方が不安が大きいような気がします。中身が見えないから。
また、先日のNHKでは、下記のような特集をやっていました。
<NHK特集y2k問題>
火力発電所では、その時間帯の電力使用量を予測し、24時間体制でオペレータがついて、分単位で出力の調整を行っている。需要が増えれば出力をアップし、使用量が減れば出力をダウンする。
火力発電所はその構造上、急激な出力の変化には対応できない。時間あたりに調整可能な出力差には限度がある。
急激に使用量が増えた場合、全ユーザに必要な電力が行き渡らないし、急に減った場合は、余った電力を捨てる方法が無く、発電所に機械がトラブルを起こしてしまう。
発電所が恐れている事態は、
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企業がy2k対応のために大晦日深夜に社員を出勤させ、急激に電力使用が増える。
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企業がy2k対策として、通常は24時間運用を続けている機械の電源を大晦日深夜に一斉に切る。
〜などだそうです。
つまりy2k問題は、ソフトウェアや機械の問題だけではなく、y2kのために人々の行動パターンが変わることの影響も考えられるわけです。
このように、y2kから派生する現在予測できない問題も他にもあるかも知れませんし、無いかも知れません。
岸田にも解る最低限の事象は、
「おそらく年明け直後は電話がつながらないだろう。」と言うもの。
弊社では、当日管理職が社内に待機し、各ユーザ先に散った担当者が年明け直後に管理職に状況を報告することになっています。おそらく他社でも同じでしょう。そんな一偏に電話掛けまくるとねえ。
また、Windowsについては、年が変わる瞬間には電源を切っておく方が無難です。実際、マ○クロソフト社のソフトでは、「2000年になってから起動すれば問題ないけど、年が変わる瞬間に稼動中だとトラブルが起きる。」というものがあります。
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