TPOby チャーリー岸田
会社で送別会があり、名古屋に行って来た。 名古屋事務所のメンバーは全員が技術職。 タイプとしては、Justと出会う前のショーケンと同じ。 実直で真面目な連中が基本を大半を占める。酒好きは居るが、騒ぎ好きはいない。 当然岸田は浮きそうに思われるが、岸田は名古屋転勤以来ずっと長野県某地方に常駐しているので、まだ皆んなの顔と名前が一致しないレベル。浮くところまでは行っていない。 宴会が終わり管理職はそのまま帰宅。
「あ〜ら、今日のメンバーは大人しいのねえ。」店のママはこう言うが、それは当然だ。 この連中も仲間内ではもう少し騒ぐのかも知れないが、会社では会社の顔がある。 ヨット仲間の飲み会では、大騒ぎセクハラ親方と言われている人でさえ、職場では「わしゃ、どんちゃん騒ぎは苦手だがや。」などと言った顔をして、[堅物副局長]の名を欲しいままにしているのだ。それがTPOと言うものだ。 そんな我々が静かに飲んでいる[S]に、突然、何の前触れも無くTPOを全く無視した男が乱入して来た。横田だ。
「いやいや、凄いテンションですねえ。」 しかし事実は理論に先行する。濱ちゃんのテンションだけは理論では語れない。
〜後日談〜 昨日、久々に出勤したのですが、会社では妙な噂が飛び交っていました。 「岸田がもう一人居る。」この噂を調べてみると、岸田の会社の送別会に横田が乱入したことを言っているらしい。 その上、そのどちらかの岸田がセクハラしたらしい。 「まったく横田の野郎。俺の会社のねーちゃんにまでセクハラしやがって!」〜と、思ったのだが、詳しく調査してみると、横田が登場したのは12時過ぎ。 そのねーちゃんは、「終電に間に合わない。」と、11時半には帰っていた。 〜ってことは俺か? 全然覚えてないぞ。
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