遥かなるコラート(4)

by チャーリー岸田

その4 柴ヤンの店

 それではお待たせ、柴ヤンの近況についての報告です。

柴ヤンの店

 コラートの店は、タイ式マッサージを止めて村のヨロズ屋になっていた。売っているものは、食料品、薬、洗剤、酒、米、雑貨、その他もろもろ。

 サムイに居た頃の柴ヤンは、「私は邪魔にならないところで・・・」などと言っていたのだが、今では彼自身もちゃんと仕事をしていた。

 柴ヤンの仕事は、

  • 朝の仕入の運転手(仕入の段取は全部奥さん)
  • 家の壊れた所を修繕
 〜の2点である。

 朝、市場に買出しに行った後は、切れた蛍光灯を取り替えたり家の大工仕事に精を出している。
 「また壊れた。横田が悪い横田が悪い。」と、言いながら大工をしているのだ。つまり、名古屋に居た頃と同じである。
 しかし気候が良くストレスのない生活には変わりがない。平和な時間がここでは過ぎて行くのだ。

コラートの夕暮れ

 上の写真は柴木家の店先。こうして外でビールを飲みながら夕暮のひと時を過ごすのだ。ここでは時間がゆっくりと流れている。我々は旅が終われば日本に戻るのだが、タイの人々(と、柴ヤン)は、明日も明後日もこんな時間を過ごすのだ。

 ちなみに写真右側のラックに入った瓶はガソリン。この店では空瓶にガソリンを詰めて売っているのだ。ピンクの液体がハイオク。白っぽい方がレギュラー。この店はガソリンスタンドでもあるのだ。

つづく

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