東海スプリングレガッタシリーズ2002

by ショーケン

 4月28、29日に東海スプリングレガッタシリーズのインショアレースが開催された。このシリーズはインショアレースと5/3の五ヶ所湾レースとでシリーズとなっているが、インショアのみの参加も可能である。我々JUSTは五ヶ所湾レースはメンバー不足で不参加のため、インショアのみ参加した。

 今回のレースの注目は同型艇のPerfect Breakとの初対戦である。前艇のJ/V9.5では色々と苦しめられているので、かなりの苦戦が予想される。他のMUMM36は関東・関西へ遠征しており、今回は2艇対決となった。がんばらねば。

4月28日(日)

 レースエントリー当初は9名での参加を見込んでいたのだが、スタート当日のデッキ上には6名しかいない。先日のクラブ対抗選手権と同じ人数であり、かなり苦しい状況だ。

第1レース

 10時スタートの予定だったが、風がなく12時まで風待ちしてスタートとなった。風は南西の風、6〜8ノット。艇速は良かったが、フォアデッキなどにミスが連発し、思うように前に出られない。前半はPerfect Breakにリードしていたが、最終的に追いつかれ、フィニッシュは僅差で先に入られた。結局、Perfect Breakはリコールであったので、レースには勝ったが、勝負には負けた、という第1レース。着順1位、修正3位。

第1レース航跡図
第1レース航跡図(途中より)

第2レース

 風は南、10〜12ノット。セイルにNo.2を選択する。6人ではヒールを起こすのが辛い。スタートはオールフェアーで、我々はややアウター側からスタート。GUST、パラフレが順調な艇速で前に出てくる、我々も悪くはない。右に行ったPerfect Breakに対してリードを保っている。

 上1〜下1〜上2〜下2と大きな順位の入れ替わりやトラブルも無くレースが続くが、小型艇の追い上げが目に付く。我々よりもレーティングの低いMegにも先行を許している。

 最終レグ、Perfect Breakがほぼ7艇身の位置で追い上げて来ており、カバーする。タッキングマッチが始まった。しかし、こちらは6名、タッキングマッチは辛い。一方、Perfect Breakも、艇が大きくなった分の慣れがまだのようであった。何とか差はキープしてフィニッシュ。着順2位、修正4位。

第2レース航跡図
第2レース航跡図(途中より)

4月29日(祝)

 本日は堀田オーナーと、クルー石川の友人の津田君が増えてデッキ上は8名。津田君は北海道大学ヨット部出身の元スナイプ乗りで、福井県から遠路はるばるやって来た、素朴な好感の持てる青年だ。

第3レース

 今日は安定して風が吹いており、昨日のような風待ちは無さそうだ。北西の風8ノットで定刻通りのスタート。我々は上から3番目くらいの位置で出た。艇速はまあまあで、このレグではMegやPerfect Breakに差をつけてマークを回れそうである。

 マーク付近、下でGUSTがタックし、接近してくる。GUSTはスターボタックで我々はポートタック。GUSTはまだマークにアプローチできる位置ではなく、何でそんな所でタックするんだと文句を言いたいし、こちらはもう少し行ってからタックしたいという都合があり、対応が遅れる。何とかタックしてGUSTをかわしたが、B旗を上げられてしまった。720度回転してしている間にMegに先を越されてしまう。

 しかし、上マークでMegはマークタッチ、またこちらが前に出た。そのまま順調に下マークを回航し、上りに入るが、風が落ちて来ている。

 陸寄りが有利と判断してコースを取る。しかし、段々風が落ちて来る。どんどんリフトが入って来てタック出来ず、マークの位置も変わらない。沖出ししていたGUSTが有利な展開。

 結局、4位でフィニッシュ、修正4位となった。航跡図を見ると・・こりゃひどいわ。

第3レース航跡図
第3レース航跡図(途中より)

第4レース

 風は南に変わり、8ノット程度。スタートしてずっと左に延ばす。タックすると、丁度風が10度程度振れたようで、マークは正面に見えた。そのままストレートで走り、GUSTに続いてマーク回航、良い位置だ。

 そのまま下1−上2−下2−フィニッシュと順調にセイリングし、そのままのポジションをキープしてフィニッシュ。このレースは素晴らしい走りであった。終わり良ければ全て良し、と言いたいところだが・・そうもいかない。着順1位、修正1位。

第4レース航跡図
第4レース航跡図

 結果は3-4-4-1で2位だが、Megと同点なのでレーティングの高い我々は実質3位。反省点も多々あるが、良かった点もあるので、その点は評価して次につなげたい。

以上

On the WAVEのトップへ戻る
HOME