Phuket King's Cup 2002 (5)by ショーケン
12月5日(木) プレスボート 今日は第3レース。レースはインショアレースで、コースは下図の通り。 俺はレースに乗らないので、昨夜のパーティでチャーター業者の青木氏に頼んでプレスボートに一緒に乗せてもらうように頼んだ。過去2回のキングスカップでは、全レース乗ったのでチャンスが無かったが、一度、プレスボートに乗って色々な艇の写真を撮ってみたかったのだ。 朝、海岸で待っていると青木氏がやってきた。 「そろそろプレスボートが来ますので、来たら乗りましょう」と言うわけで、海岸にやってきたボートに乗り込み、バウに陣取る。他の人達は本物?のカメラマンのようで自己紹介してくれた。俺はオーストラリア・ヨッティングの記者だとか、俺は○○ジャーナルのカメラマンだとか言っている。その中で、ナショナル・ジオグラフィックの記者というのもいた。そんな有名雑誌がキングスカップの取材に来ているのか、大したものである。 しかし、このナショナル・ジオグラフィックの記者というのが妙に怪しい。他のカメラマンはものすごいカメラを出してバシバシ写真を撮っているのに、この記者はコンパクトカメラを出して2、3枚写真を撮っただけで、後は冗談を飛ばしてみんなを笑わせているだけだ。しまいに、携帯電話を一生懸命分解し始めた。 まあ、どうでも良いけど本物の記者では無いような気がする。しかし、ここはキングスカップである。そんなことは気にしない、気にしない。 プレスボートはレーサークラスのスタート地点にやってきた。レーサークラスはIRCクラスとレース海面が違うので、レース艇に乗っているとレーサークラスの艇を見ることが出来ないのだ。ここでは思う存分見ることが出来て満足だ。 レーサーはFarr40が多いようで、2、3艇エントリーしている。その他、シドニー46や、36〜43フィートクラスのIMSレーサーが何艇も出ており、なかなか見ごたえがあった。残念ながら風があまり無かったので、迫力のある写真を撮ることが出来なかったが、沢山写真を撮ることが出来た。こういう時、枚数を気にしないでよいデジカメは便利だ。 それから、念願である我々のチームの艇、AMANDAのレース中の写真も撮ることが出来た。あれが俺のボートなんだ!と言ったら、かなり近くまで寄せてくれたので、バッチリ写真が撮れた。満足、満足。そしてビーチに戻ってホテルの部屋に戻ったら、まだ昼前だった。すばらしい。 さて、第3レースの結果だが、スタートエリアを間違えて出遅れたにも関わらず、善戦して結果は4位。このレースで他の艇から「マークタッチしただろ」と抗議を出されたが、審問の結果、マークタッチしていない、ということになった。審問に出たブーメラン加藤オーナー(第3レースヘルムスマン)、お疲れ様でした。 この日の夜は、Boat Houseというホテルでパーティ。ここのホテルはワインが自慢で、パーティも沢山のワインが出される。(その代わり、食事は他のパーティに比べると見劣りするけど、仕方が無いでしょう) そして、国王の誕生日を祝うセレモニーがあった。キャンドルが配られ、参加者全員がキャンドルを持って国王の誕生日を祝うのである。国家が演奏され、ぼんやりとキャンドルに灯されたカタビーチはなかなか幻想的で、ワインでの酔いが更に心地よいものになった。 つづく |