Phuket King's Cup 2002 (6)by ショーケン
12月6日(金) 第4レース 第4レースはプーケット島の南にある島を回る22マイルのディスタンスレース。風が吹けば大した距離ではないが、初日2日目の感じから言って、長いレースになることを覚悟して、水と食料(フルーツ類など)は沢山積み込んでおいた。 レース海面に行ってみると、結構吹いている。と言っても15ktくらいであるが、今までの微風の感覚に慣れてしまうと結構な風である。 風は横からで、スピンをホイストしてスタートする。結構な艇速で、プーケット島の南端へ近づいて行く。この調子で行けば早く終わるんだけど・・と思いつつ、このシリーズで初めてのハイクアウトをする。いや、なかなか良い感じである。 第1ゲートを通過すると上りになる。ジェノアに代えて走るが、ちょっと風が強いのでセイルチェンジする。No.3があったのでNo.3にチェンジする。それでも上るのが苦しい。No.3のシェイプが悪いのもあるが、何と言っても33フィート艇である。吹いた時の上りでは、39フィートクラスとの差は歴然としており、このレグで他の艇と大きく差がついてしまった。 しかも悪いことにNo.3が裂けてしまい、No.2へチェンジするのに手間取ってしまった。後から思えば、ファーラーを使えば良かったんですね、はあ、すみません。 長い長い上りレグの後、何とか第2ゲートを通過。島を回航してスピンをホイストする。この頃になると風は大分落ち着いており、先行艇との差はかなりのものになっていた。この状態で島に沿って走る。 ところが、悪い時はミスが続くもので、第3ゲートの発見が遅れてしまった。ふと見ると左舷方向にマークらしきものが見え 「あ、あんな所にマークがあるぞ!」〜ということでここでもロスしてしまった。後は順調にセイリングを続け、フィニッシュまでに2、3艇を抜いたがそこまで。結果は11位となった。 このレースではフィニッシュしたのが昼の2時過ぎ。夕方までのんびり出来たのは良かったが、さすがに疲れた。あと1レースあるので、何とか挽回したいところである。 つづく |