ニッチャレ新艇進水式byショーケン
7月20日、日本チャレンジ新艇の進水式&お披露目セイリングが行われた。チラッと見て来たのでレポートします。
19日夕刻、Take-1での鳥羽レースの帰りの廻航で熱海から帰港、そのまま御津マリーナロッジに宿泊。
前回の挑戦艇に比べて、今回の艇はスポンサー名が大きく書かれているな、というのが第一印象。スポンサー様の名前を大きく書くのはよいと思うが、その間に同じ大きさで「NIPPON」のロゴが埋まっているので、見た目では印象の薄い艇という感じがする。まあ、本戦では違ったカラーリングで登場するかもしれないので、今は何とも言えないが。
さて、いよいよメインセイルをホイストする。メインセイルはセイルナンバーが入っていない。どうやら練習用かPR用、もしくはテスト用なのであろう。3DLで、素材はケブラーだけではないようだ。黒っぽい繊維も半分混じっている。同じようなジェノアをホイストしてセイリングを開始する。風は15〜20ktぐらい。まずアップウィンドのセイリング。さすがに速い。「PSY
FORCE」にて後ろから追いかけたが、その時の速度は15ktであった。
船体を見た感じでは「思っていたより角っぽい」という印象。宮田教授の書いた本を読んだ後でイメージしたのは、もっと丸っこいシェイプの艇であったので意外な感じがした。ボトム形状などは見えなかったが、こちらは丸味を帯びた形状になっていると思われる。うーん、なんと言うのかな、フリーボードがイメージしていた形状より高いな、ってことなのかな。オークランドの海域に合わせるとこういう形になるのであろう。全体的に細身の艇だというのは当然であるが、スターンの形状が結構、特徴があるように思える。スターン部からボトムにつながる底部が真っ平なのである。これは意図的にこういう形にしているのであろう。
さて、2艇でタッキングを繰り返す。その度にクルー達がマシーンのようにグラインダーを回転させ、見ていても惚れ惚れする。これだけ間近で見られるのだから本当にラッキーだ。レース本戦にならないとわからないけど、ある程度ヒールさせて走らせる艇なのだろうか、という感じのする走らせ方であった。ある程度上ったところでポールがセットされる。次はスピンホイストだ。2艇でホイストするスピンが違った。一艇は通常のスピン、もう一艇は非対称スピンである。大手スポンサーのマークがデカデカと描かれている。
それからポールダウンしてジェノアホイスト、スピンダウン。ポールは先端とインボードを同時に降ろしていた。丁度、ポールが水平のまま降りるわけだ。我々が乗っているIMS艇のようにポールの先端だけ落とすとポールが長いので、ポール先端が水に突っ込んでポールが折れるからだろうか。
いやー、それにしてもセイリングしているところをこれだけ間近で見ると興奮してきた。ニュージーランドに行ってレース本戦を見たくなってきた。くっそー、暇と金があればなあ。とりあえず衛星放送が見れるようにしようか、とマジで考えてしまった。
|