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ビエンチャン紀行
by チャーリー岸田
 
その5「ビエンチャンの名所旧跡」

 今回はビエンチャン近郊の名所/旧跡の案内。


 まずは、「ブッダ・パーク」。広い敷地内にこのような石造りの石像が沢山並んでいる。東南アジアの仏様は、寝ている姿が多い。

ブッダ・パーク

 次は、ラオス最大のお寺「タートルアン」。

タートルアン

 なんとここには他の観光客が居た。西洋人の団体さんが1組、観光バスで来ていたのだ。この町にはやたらと沢山のお寺があるのだけど、他の観光客が居ないと却って不安になる場合もある。

「ここは一般人の入って良い場所なのだろうか?」

 他のお寺の場合、敷地に入るとオレンジ色の袈裟を着た修行僧のみで、見物人が居ない。そのため観光地なのだかプライベートな場所なのだかが判らないのである。

 次の写真は、凱旋門。

凱旋門

 昔の内戦で戦死した兵士の魂を鎮めるために建てられたのだそうだ。


 ビエンチャン周辺の観光地はこんなところ。全般的に見て、ラオスのイメージは「ゆるい場所」。

 他の東南アジア諸国でも、人々がのんびりしているのは同じなのだが、たとえばお寺に入るときには短パンはNGとか、そのような譲れない一線があって、その点だけはやたらと厳格だったりする。しかしラオスでは、そんな事にこだわると言う発想が無いようだ。

 筆者はお寺に入ることを考えて、この暑い中を長ズボンで歩き回っていたのだけど、少なくともこの国では短パンでどこでもOKのようだ。

 また、どこに行っても土産物屋などがうるさく声を掛けて来ることもない。他国の場合、どれだけ人々が親切でのんびりして居ようとも、必ず少数の(場合によっては多数の)インチキなやつが居て、観光客をだまして一儲けしようと企んでいる。ところがこの国にはそんな連中も全然見掛けないのだ。


 今回の旅は時間の制約で首都ビエンチャンとその周辺しか回れなかったのだが、もしラオスを旅するのであれば、古都「ルアンパバーン」に行った方が良いらしい。ルアンパバーンは日本で言えば京都奈良のような古い都。観光地としてはそちらの方が面白いようだ。



つづく


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